映画を観ることが好きで、空いていそうな時間を狙って行く。
最近ではドラゴンボールが観たくて、母に先にチケットを購入してもらい、いざ映画館へ。
しかし、魔の悪いことに、他の映画が終わったのか大量に人がドアから出てきた。!!!という感じで後ずさり。僕はまるで忍者のように入館したのだった。

映画館でも発動した忍者走りだが、僕は小学校で会得した。
物陰に隠れながら、右へ左へと前進するのだ。
そして、敵(同級生とか先生とかとにかく人)がいないか確認しながら進む。
その様子は、非常に怪しさ満点であり、緊迫感のあるものだった。
僕は何と闘っているのか母親は悩んだそうだ。

忍者走りは、いろいろなところで役に立った。
母が仕事で忙しい時に、僕に食糧を届けてくれるのだが、外まで取りに来いと言う。
これは一大事だ。外に行くなんて心の準備が出来ていない時は、ショックを受けやすい。
僕は慎重に忍者走りで玄関に行き、柱の物陰から母が本物かどうか確認し受け取っていた。

僕はスキップが出来ない。縄跳びも出来ない。手を上手に前後に振って歩くことすら出来ない。
身体のリズムが合わないのだ。
何度もやってみたが、どうしてもぎこちなくなってしまう。
そのせいで僕の走り方は忍者走りになったと分析する。
おまけに最近は進化して、ぴょんぴょん飛ぶカンガルーも加わった。

僕の跳躍溢れる忍者走りは、進化を遂げますます怪しくなった。
僕はふと階段で試したくなった。これはハードルが高い。
しかし、僕は階段を睨み付け、目算を付ける。ヨシッ!と思ったタイミングで
一段飛びで一気に階段を駆け上がった。見事成功し頂上に立って大満足。
以来階段はいつもそうやって上がる。


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